スプランディッド神戸北野
敷地面積 | 555.62㎡ |
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構造 | 鉄筋コンクリート造 |
所在地 | 兵庫県神戸市中央区 |
階数 | 14 |
戸数 | 117 |
竣工年 | 2017年3月竣工 |
鉄筋コンクリート造 14階建てワンルーム104戸、ファミリー13戸の複合賃貸マンションです。 2~3階と13階~14階の36戸がルネス工法のお部屋になっています。 こちらは、信和グループの開発マンションとなりますが、元々の土地オーナー様と【等価交換方式】による共同事業開発を行いました。 ※等価交換方式については下記参照(今回に関しては、先に土地を売っていただき建物完成後建物の一部を区分所有で売却) 当物件は、神戸の観光地である「異人館」のふもと、「北野坂」の入口にあり、山手幹線沿いにありますが、街並みに調和したクラシカルなデザインで作られました。 事業主のこだわりポイントは、3点あります。テーマは「早く帰りたくなる家」です。 まず、エントランスホールの天井の高さです。天井の高さは4メートルあり、自動扉も同じ高さになっていますので非常にダイナミックな印象があります。 次に、エントランスの坪庭です。中に入ると足元にちらりと見えることで、外との繋がりが感じられて癒されます。 最後に、エントランスのデザインです。エントランスには、温かみを感じる壁面デザインと五つの丸を重ね合わせたお花のような飾りがあります。これは、神戸市中央区のシンボルとされている「ペチュニア」のお花をイメージしてデザインしました。 こちらの物件は、片廊下型でプライバシーも確保しており、また各住戸のバルコニーからは、神戸の山並みが一望でき、非常に気持ちが良いです。 まさに「帰りたくなる家」です。 工事中は、敷地を最大限利用した建物である為に、敷地に余裕がありませんでした。その為、仮設計画においてタワークレーンをエレベーターシャフト(エレベーターが走行する縦穴状の空間のこと)の中に建てる計画にしたりと工夫をし、安全作業通路の確保において苦労しましたが、完成して建物を見上げると伝統の文化都市神戸にふさわしい建物が出来上がったと現場関係者一同非常に感動しました。 【等価交換方式】とは、 土地所有者が土地を開発業者へ譲渡し、その後その土地上に開発業者が建築した建物の一部を土地所有者が買換資産として取得する方法を言います。 土地所有者は、土地譲渡代金に見合う区分所有建物の持分を保有することになります。イメージとしては、土地と区分所有建物との交換とも言えます。 この方式は資金負担無く土地の有効活用を行うことができるということと税制面でのメリットがあります。